▲2六歩
△8四歩
▲2五歩
△8五歩
・・・・
将棋の本や記事を読むと見かける暗号たち。
今回は、駒の位置の表し方と棋譜(きふ)について説明します。
これがわかれば、将棋の世界が一気に広がります。
まずは駒の位置の表し方から。
下の図を見てみましょう。
将棋盤は9x9のマス目となってますね。
縦の列には右から1,2,3,、、、9と英数字が
横には上から一、二、三、、、、九と漢数字が書いてあります。
駒の位置は、
英数字+漢数字+駒の名前
で表します。
タテ+ヨコ+コマ
です。
例えば、
5九玉と表します。
ではこれは?
そう、2四金ですね。
これは?
8三竜です。
漢字がふにゃふにゃですが、「龍王」と書いてありますね。
龍でなく竜と書きます。
しつこいですが、最後にこれは?
4一成銀です。
見たこともない全みたいな漢字が書いてありますが頑張って覚えましょう。書けなくても良いので。
そんな感じで駒の位置を表します。
では次に棋譜について。
棋譜というのは、音楽の楽譜のように、将棋対局での指し手の流れを表したものです。
▲2六歩
△8四歩
▲2五歩
△8五歩
・・・・
と書きます。
▲や△という新しい暗号がついてきました。
将棋は先手、後手、先手、と交互に指すので、先手と後手の指し手を区別する必要があります。
▲は先手
△は後手
となります。
つまり、▲2六歩は、2七にあった歩を2六に一つ進める、という意味です。
棋譜を眺めると
▲2二角成
なども見ます。
これは、例えば8八にいた角が2二と、相手陣へ入って成る(パワーアップする)ことです。
棋譜の細かいルールがもう少しありますが、さしあたって駒の位置と基本的な棋譜の読み方をマスターすれば、将棋の本や記事などを読めるようになります。
そして、「棋譜並べ」といって、プロ棋士の対局の棋譜を並べて研究したりと、世界が一気に広がります。
最後に、藤井聡太五段(当時)が羽生善治竜王を破った朝日杯準決勝の棋譜動画を載せておきます。
画面右上に棋譜が出てきます。
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しんじょう母 (水曜日, 31 10月 2018 01:07)
ちょっと見ていないと、すぐに忘れてしまう、ママあたま。
何度もこのページに戻ってきてしまいますが、
こうやって大変分かりやすい解説を何度でも見れて、
本当に感謝いたしております!
坂田 (日曜日, 04 11月 2018)
棋譜の読み方は、一度覚え、数ヶ月使い続けると慣れてくると思います。